城陽市立寺田小学校の特別支援学級の児童と来年入学を希望する児童の保護者(8世帯)は22日、情緒障害の学級新設と教員増を求める要望書を、城陽市教育委員長と同市長に提出しました。
 同小学校の特別支援学級は1クラスで、1人の教員にたいし知的障害のある児童6人(5年生4人、2年生2人)が学んでいます。来年度、知的障害のある2人の児童が同学級への進学を希望し、うち1人は医師から自閉症の診断を受けるなど情緒障害もあるといいます。
 要望書では、現在6人でも習熟度や障害の程度が違うため、「1人の教員が1度に教えることは困難」とし、新たに2人が入学することで「問題が一層深刻になる」と指摘。国の法律で、1クラスの人数は最大8人、障害の種別によってクラスが分けられるとしているもので、情緒障害の学級新設と、城陽市の権限(予算)での知的障害の学級への教員増員を求めています。
 同日、保護者は府教育委員長と府山城教育局長宛の要望書の提出も予定していましたが、「受け取りを拒否された」といいます。