京都から京阪特急で枚方、交野線の終点私市までほんのわずかの時間で着くのが緑あふれるハイキング、ウォーキングコース満杯の金剛生駒国定公園。写真は代表的コースの一つ「府民の森・ほしだ園」コースにある「星のブランコ」と名づけられている全長280メートル高さ50メートルの木床版吊橋。天野川の支流に架かる橋で、「来年でちょうど10年になりますよ」とピトン小屋の人が説明してくれました。人道吊橋としては全国的で最大級の規模で、真ん中から見下ろす景色は抜群。写真は吊橋の北側からで、渡っているお二人さんは京都・久御山町から来られた人で、「私らにはちょうど手ごろなウォーキングコースです。景色もいいし何回か来てますよ」と話していました。
 このコースは京阪私市駅起点で河内森駅(JR=河内岩船駅)終点の約8キロで、アップ・ダウンがあまりなくて中高年者では約2時間半。景色もよくて途中には感じのいい森林鉄道風の木製の路や国体会場となったクライミングウォールもあり、山路は「みどり公社」の方がよく手入れをされていて、行き交う人とも「おはようございます」と声掛け合うのもさわやかです。大阪環状自然歩道の一角でもあり、今の時期は落ち葉の絨毯(じゅうたん)を踏みしめてのウォークは、体も温まり心地良い季節と思われます。(仲野良典)