「右京区憲法9条の会」は17日、結成2周年を記念して「輝け!憲法9条!右京区憲法9条の会2周年の集い」を右京ふれあい文化会館ホールで開催し、250人が参加しました。
 教育基本法改悪が強行された直後の集会となり、「具体化を許さない闘いの立脚点は、憲法そのものにあり、草の根から運動を大きくしよう」との決意があふれました。
 嵐山太鼓の演奏で幕開けた後、よびかけ人を代表して長砂實関西大学名誉教授が、同9条の会結成を契機に右京区内17学区と7つの分野に9条の会が立ち上がり、「運動が広がってきている」ことを報告しました。
 第2部の記念講演は、関西大学の吉田栄司教授(大阪9条の会事務局長)がおこない、日本国憲法が作られた経過、歴史的な位置づけを説明したあと、自衛隊を「軍」にする動きなど、アメリカや財界の思惑で「9条」改悪が狙われていることを解明。憲法をないがしろにする与党が政権を担い続けていることは「欧米では考えられない異常な社会」と指摘しました。そして、全国に広がる「9条の会」の運動を紹介し、改憲勢力を「選挙で追い詰めよう」と結びました。
 「非常にわかりやすい話で感動した」「勇気をもらった」などの感想と、カンパが寄せられました。
 また、前進座の女優、浜名実貴さんが「憲法9条」と「前文」を、朗読サークル「ことのは」が絵本「あしたのやくそく」などを朗読しました。(山田耕司)