京都市議会の11月定例会は15日、最終本会議を開き、06年度一般会計補正予算や05年度一般会計決算認定など67議案を可決し、閉会しました。
 日本共産党京都市議団は、05年度一般会計決算と国民健康保険、介護保険、駐車場事業の各特別会計決算について認定せず、06年度一般会計補正予算に反対しました。その他の54議案は賛成しました。
 補正予算案については、樋口英明議員が反対討論し、旧松下興産所有地に計画されている大型商業施設に接続する京都駅南口立体横断施設の調査費(1500万円)が計上されている点について、「新たな大型店進出計画を後押しするための税金投入。市民の納得は得られない」と指摘。05年度一般会計決算については、玉本なるみ議員が討論に立ち、京都高速道路や焼却灰溶融路など無駄遣いの一方で、敬老乗車証の有料化、保育料値上げなど市民負担増を強行したことなど認定しない理由を述べました。
 「認定こども園実施に関する」「難病対策の充実に関する」「医師・看護師等の医療従事者の確保対策の推進を求める」など意見書7件を採択しました。