日本共産党中京地区委員会は25日、中京区の京都アスニーで、医療と介護のことを考える「医療をよくする市民ミニシンポジウム」を開きました。
 京都府保険医協会の津田光夫理事が「医療構造改革の全体像とこれから―制度再建の鍵を握るのは自治体」と題して講演。講演を受け、参加者5人が医療や福祉の現場の実態などについて発言しました。
 原田完府議は、府の乳幼児医療費無料化制度が不十分なために地域ごとに格差が生まれていることや洛東病院を赤字を理由にいとも簡単に廃止したことなど、府の医療に対する冷たさを批判。「暮らしと健康を守る先頭に立つ日本共産党をさらに押し広げていただきたい」と訴えました。
 倉林明子京都市議は、医療・介護の相次ぐ負担増によって、市民の「変える」エネルギーがかつてなく大きくなっていると指摘。「市民の思いとかけ離れた議会の力関係を変えれば、福祉・医療の崩壊という状況は止められる。みなさん連帯して運動をひろげましょう」と呼びかけました。
 平井良人京都市議候補は、訪問先の高齢者の深刻な実態などを紹介し、介護保険制度改悪で「高齢者が希望を持って生きられる社会が奪われている」と批判。「住民の暮らしを守る防波堤をつくる必要がある。いっせい地方選挙と参院選勝利にむけて全力でがんばります」とのべました。