京田辺市北部の大住中学校区の住民などでつくる「京田辺市北部9条の会」が、「9条は『日本と世界の宝』」と呼びかけるビラを発行しました。
 ビラでは「私も一言・・・憲法9条を変えることには反対です。」として、7人が9条に対する思いをコメントしています。「『今の憲法は古い』とか『押しつけられた』と言う人があるけど、中身がいいんだから手をつけるべきではありません。愛する息子や孫を戦争にやりたくない。そのためにも、憲法を守りたいと心から思っています」と訴えたり、、孫に語りかけるように「ばあちゃんが小さかった頃、子どもや赤ちゃんでさえ大きな声で泣けなかったの。なぜって、『敵に聞こえて爆弾を落とされるから』って口をふさがれてしまうの。そして夜はどこもかしこも真っ暗。明かりが漏れると爆弾を落とされるからと暗い電灯をさらに黒い布で覆い、窓には黒いカーテンをぶらさげたの。今のように明るく笑顔が溢れる生活ができているのは、憲法9条が守ってくれているからと信じているばあちゃんです」と思いが綴られています。
 ビラには139人が賛同者の名が掲載されおり、元議長や保育園・幼稚園の園長、詩人、大学教授、元高校教頭、日本共産党や無所属の市会議員など、多彩で広範な人たちが立場を超えて9条を守ろうと呼びかけています。
 「京田辺市北部9条の会」ではこのビラを地域の全世帯に届けようと取り組んでいます。(青木綱次郎)