文化財の史跡指定をめぐり、国の文化審議会文化財分科会は17日、相楽郡加茂町の史跡「山城国分寺跡」で新たに約10万平方㍍を追加指定し、名称を「恭仁宮跡=くにきゅう=(山城国分寺跡)」に変更するよう文部科学大臣に答申しました。
 恭仁京は、聖武天皇が天平12年(740)に平城京から遷し、難波宮に遷る(同16年)までの足掛け5年間の都。廃都後、山城国分寺になっていきました。57年に山城国分寺跡として史跡に指定され、73年から府教委と加茂町教委による発掘調査で中心部分にあたる朝堂院や内裏などの遺構が発見されました。