「消費税増税反対、2大選挙勝利」―日本共産党京都業者後援会が16日、京都市下京区のシルクホールで、「11・16税金大講演会」を開催。後援会から申し入れを受けた民主商工会と京商連がともに取り組み、府内の商工業者ら約700人が参加しました。
 伊藤邦雄・後援会代表世話人が消費税増税を狙う安倍内閣の危険性を指摘し、「2大選挙で必ず勝利しよう」と開会あいさつ。
 浦野広明税理士・立正大学法学部教授が講演で、消費税増税など政府税制調査会の狙う増税計画を詳しく説明。計画が実現すれば年間所得300万円の事業所得者は所得税・住民税で56万円もの増税になることを指摘しました。また、税金の取り方と使い方を決めるのは政治であり、政治を決める選挙は最も重要な意思表示の場だとして、「選挙は税民投票」と強調。「選挙が税制を決めるということが常識になれば、世の中は変わる。来年の選挙ではみなさんの力を発揮していただきたい」とのべました。
 日本共産党の成宮まり子参院京都選挙区候補は、大企業応援の政治を批判する国民の声をマスコミも取り上げざるを得なくなっていることを紹介し、「大企業応援政治を根本から正す絶好のチャンス。根本にメスを入れる力を持った日本共産党を来年の選挙で大きく勝たせていただきたい。私は絶対に勝ち抜きます」と決意をのべました。
 同党の中間・いっせい地方選挙の候補者23人が登壇し、原田完府議、北山忠生京都市議が決意表明しました。