15日は七五三詣りで、京都の各神社は親や祖父母と一緒に子どもたちが詣りました。3、5歳の男児、3、7歳の女児がお宮さんに参拝して成長の無事を祈願して千歳飴やお守りを授かります。
 3歳で髪を伸ばし、男児5歳で碁盤の上に立たせて右足から袴を着け、女児7歳に着物の付け紐を取り帯を結ぶなど古来からの子供の成長の節目での公家や武家の行事でした。3、5、7をひとまとめにして15日に行うようになったのは江戸時代中期ころで、関西ではずっと遅く戦後に広まり、この京都ではまだ50年もたっていない新しい慣習といわれています。写真は京都祇園の八坂神社。着飾った子どもたちが親に連れられて参拝していました。(仲野良典)