府議会決算特別委員会知事総括が15日行われ、日本共産党の光永敦彦議員は、長岡京市の幼児虐待死事件での対応に関連して、児童福祉司の交代勤務体制の中止を含め、児童相談所の人員体制強化を求めました。
 光永議員は、京都児童相談所に設けられている虐待対応チーム(未来っ子サポートチーム)に所属する児童福祉司が、虐待相談の初期対応と地域担当を兼務し、かつ05年度から導入された変則勤務(午後1時半~10時)にも組み入れられ、来所面接やチームミーティングの回数が減り、「相談事例の共有化が困難になっているのでは」と指摘。児童福祉司の交代勤務体制の中止や虐待対応チームの専任化と併せて、「人員体制の強化こそが必要」とのべました。
 山田知事は、「(児童相談所は)多忙な職場。逐次強化をはかってきたが、今後もしっかり対応していきたい」と答えました。