伊根町長選が14日告示され、「自立した町、小さくとも安心して暮らせる町づくり」を掲げた、新人で前町議の吉本秀樹氏(51)以外に立候補はなく、同氏が無投票で当選しました。
 吉本氏はこの日の第一声で、「伊根町の自立と身の丈に合った人にやさしい行政をめざして立候補した」と表明。また、告示前から「宮津市との合併の是非を問う住民投票での合併反対の結果を尊重し、自立した町をめざす」とのべていました。
 町長選にあたり、日本共産党も加わる「愛する伊根町を守る会」(山崎住男会長)は、「宮津市との押しつけ合併反対」「小さくても元気な町づくり」の1点で、町民と力を合わせようと呼びかけ、「愛する伊根町を守り、小さくても元気な、住みよい町づくり」をすすめる人を応援すると表明し、選挙をたたかいました。
 一方、合併を推進してきた人々は、向井義昶町長の不出馬を受けて、新しい候補者の擁立を目指しましたが断念しました。