京都府立大学文学部は、「『みやこ』の姿を考える─京都・ローマ・ロンドン・ダブリン・ニュルンベルク」と題した公開シンポジウムを18日午後1時半、京都市中京区のハートピア京都で開きます。
 みやこの成立・発展を京都・ローマ・ロンドン・ダブリン・ニュルンベルクで比較・検討するもの。各都市についての講演の後、京都の姿を考えるパネル・ディスカッションを講師陣全員で行ないます。
 講演・講師は次のとおり。
     ◇
 「全ての道はローマに通じる─みやこ演出のお手本」(宗田好史・人間環境学部助教授)、「ローマになりたかったロンドン─大英帝国の威容を示すためのみやこ」(野口祐子・文学部教授)、「ロンドンになりたくなかったダブリン─植民地のみやこからケルト民族のみやこへ」(浅井学・文学部助教授)、「ローマになりたくなかったニュルンベルク─ゲルマン精神を演出するみやこ」(加藤丈雄・文学部助教授)、コメント「演出されたみやこ町─洛中洛外図の中の京都」(水本邦彦・文学部教授)。
 入場無料。問い合わせ先=同大文学部TEL075・703・5101。