「好きなCD買えない」「『自立支援』名ばかり」。30日、八幡市内で行われた「こんなんあかんで!障害者自立支援法八幡市民大集会」(同実行委員会主催)では、作業所に通う障害者や保護者らがマイクを握り、同法の問題点を訴えました。
 やわた作業所に通う那須亮介さんは、作業所の利用料負担について、「作業所で働いているのに、どうしてお金を払わなければいけないのですか。好きなCDを買ったり、カラオケに行ったりすることができなくなります」と不満を訴え、同じ作業所に通う辻川友子さんも「グループホームで家賃や食費を払っている上に、まだお金を払わなくてはいけません」と応益負担の影響について話しました。
 また、利用者の保護者は、報酬減で施設が経営難に陥っていることについて、「作業所がなくなれば仕事、交流、憩いの場をいっぺんになくしてしまう。『自立支援』は名ばかり」と同法の見直しを求めました。