古書や美術品の蒐集や展示、販売などを行っている思文閣(京都市左京区)が秋恒例の大文化祭を11月3日から5日まで開きます。
 古書では江戸後期に描かれた「鯨之図」や伊勢物語(江戸期写)、百人一首かるたなど78点が販売されるほか、美術・工芸品などの入札会も行なわれます。また、豊臣秀吉の自筆書状や京都仏教会高僧墨蹟展も開催されます。
 特別講演会として美術評論家の今井淳氏が「絵を見る愉しみ―近代日本画を中心に―」(3日午後2時から)、林原美術館館長の熊倉功夫氏が「伝統文化の誕生」(4日午後2時から)と題して話します。
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