筝、三絃、尺八による古典邦楽の振興団体「京都三曲協会」(小山菁山会長=尺八)は、次世代に古典芸能を伝えるため「第17回三曲鑑賞会」を18日夜、京都市上京区の京都府立文化芸術会館で開きました。
 川崎絵都夫作曲「蒼月譜」などの現代曲や、菊岡検校作曲の「磯千鳥」「舟の夢」、虚無僧(こむそう)の普化宗寺院に伝わった「鶴の巣籠」などの古典曲を披露しました。
 また、全国高校総合文化祭(8月、京都開催)の日本音楽部門に参加した京都光華中学・高等学校のメンバーも現代曲「証城寺(しょうじょうじ)のスケルツォ」(江戸信吾作曲)を演奏しました。