「庶民を痛めつけるこんな『格差社会』許せますか? もうだまってはいられない!」―18日、全国の年金者が一揆に立ち上がりました。秋晴れの京都でも東本願寺前(京都市下京区)に160人の年金者・高齢者が幟やプラカードに横断幕と全員がゼッケンスタイルで集結しました。
 京都本部の中谷隆亮委員長は「今日はいい天気になって良かった。北は北海道、南は沖縄まで全国36、600人の年金者組合の仲間全部が集会など持って怒りを示そうと決起しています。府市民税や国保料に介護保険料に医療費負担も大幅UPし、しかも諸々の給付は削減一方の年寄りいじめ。年金給付も切り下げられて今や平均46、000円、無年金者は実に60万人も。おまけに保険料を納められずの人が急増し年金制度の空洞化も進行し」と厳しい暮らしの実態を糾弾しました。
 京都総評の岩橋祐治議長は連帯の挨拶で「安倍内閣の強引な憲法改悪・教基法改悪などにたいし統一的に闘いましょう」と激励。日本共産党の穀田恵二・井上哲士・成宮まり子さんらから連帯と激励のメッセージが寄せられました。
 このあと、参加者は烏丸通りを北進、四条通りを大宮まで、幟や「年寄りをいじめんといて」や「独り立ちできる年金を女性にも」「掛け金無しでだれでも年金保障を」などのプラカードを掲げてパレードしました。
 パレード後、代表団が厚労省あての最低保障年金制度実現などの個人請願書を京都社会保険事務局に提出しました。(仲野良典)