京都市内の特別養護老人ホームは1施設平均240人の順番待ちとなっていることが、京都府保険医協会がこのほどまとめた調査で分かりました。 同協会が今年4月、府内の全特養ホーム122施設を対象に、施設入所の需給バランスと施設職員の声を把握するために行ったもので、91施設(回収率74%)から回答を得ました。
 全入所申込者は、2万8905人で、この内他施設への重複申込者は1万7272人に上ります。京都市内(53施設のうち有効回答38施設)では、身体・精神状況や居住環境などから「優先入所」の対象となるのは9147人で、1施設平均240人でした。また、利用者・行政・施設間の情報共有できていないことや入所者の重度化から医療ニーズが増加しているなどの意見が寄せられています。