自民議員、紹介議員になりながら反対
 京都市東山区の公衆浴場「寿湯」が京都高速道路「新十条通」の建設で立ち退きを迫られていることから、周辺住民らが公衆浴場の設置と代替施設の確保を求めて提出していた「請願」が、6日の京都市議会本会議で、日本共産党、公明党、民主都みらいなどの賛成多数で採択されました。地元選出の自民党議員は、請願の紹介議員になっていたにもかかわらず反対しました。
 請願は、「公衆浴場確保住民連絡会」が提出したもの。また「公衆浴場の設置を求める住民の会」(代表=竹本利美、柏木みどり)は7月、公衆浴場の設置と代替措置を求める要望署名1630人分を市に提出していました。
 同連絡会は「寿湯」がなくなることで周辺住民は、400㍍以上はなれた隔日営業の「栄湯」まで、2つの踏み切りと狭くて危険な道路を通って行かなければならなければならず、「歩いて通えるお風呂屋さんがなくなる。死活問題」「高齢者からお風呂を取り上げるなんてひどい」などと同浴場を守る運動を展開してきました。日本共産党市議団(山中渡団長、20人)も、請願の採択を求めて奮闘しました。