日本共産党京田辺市議会議員団は、4日、京田辺市長に対し「収賄容疑による職員逮捕に関し、事件の全容解明と再発防止を求める緊急申し入れ」を行ないました。
 京田辺市では2日、市教育委員会職員がコンピューター関連事業の業務委託をめぐり業者から賄賂を受け取ったとして逮捕されました。翌3日、市議会全員協議会が開かれ、冒頭で市長と教育長が「市民の信頼を裏切り申し訳ない」と謝罪し、職員逮捕にいたる経過を報告しました。
 党議員団は全員協議会において、「なぜ、高額の事業が特定業者との随意契約になっていたのか。また随意契約であったとしても市契約規則にもとづいて執行していれば、事件は防げたのではないか。市として直ちにすべての随意契約を見直す措置をとるべきだ。」と指摘し、贈賄側の業者が他にも市の業務を請け負っている事を示し、その経過などを市独自に調査し、明らかにするよう求めました。
 4日には、日本共産党議員団として事件の全容解明と再発防止に全力で取り組むために、市長に対し「疑惑を生じること自体が市民の信頼を裏切るものであり、市長の責任は重大である。」として、市として独自に全容解明と原因究明を行ない結果を公表すること、再発防止に取り組むこと、信頼回復に全力をあげること、などを緊急に申入れました。(青木網次郎)