京都市は1日、家庭ごみ有料指定袋制を市民の反対の声をよそに強行しました。しかし、初収集日の2日になっても、市が事前配布するとしていた「無料お試し袋」が届けられていない世帯が多数残されるなど混乱し、市民の怒りがいっそう高まっています。
 市は「お試し袋」の配送を業者に委託し、9月24日までに全世帯に届けるとしていました。しかし、収集初日の2日になっても約2万世帯に届いておらず、市には、市民から「届いていない」と抗議が殺到しました。
 北区のある町内会の会長は、「配られない家庭を残したまま強引にすすめるのは許せない。今からでも中止すべき」と怒っています。
 桝本市長が1日、四条大橋で有料化を知らせるティッシュを配布するなどの啓発活動を行った際には、市の幹部職員に、「その日の生活にも困っているのに、ごみまで有料化するなんてひどい。免除制度とかを考えてほしい」と詰めよる市民もいました。