目の愛護デーの1日、視覚障害者の交通安全を考える「第40回白杖安全デー」(主催・京都府視覚障害者協会など4団体)が京都市北区の京都ライトハウスで行われ、280人が参加しました。
 内野正光府視覚障害者協会会長は主催者あいさつの中で、同日全面実施された障害者自立支援法について、「市町村によってサービス内容や単価が異なるなど残念ながら懸念が現実となった。強く改善を求めていきたい」とのべました。
 安全な歩道をテーマにしたパネルディスカッションでは、「各市町村の障害福祉計画の議論に積極的に関わり、私たちの声を反映させていこう」(田尻彰府視覚障害者協会副会長)、「バリアフリー化が進んでいるといっても、専用トイレは男女兼用で1つしかないなど、車いすで外出するには不便な点が依然として多い」(京都市肢体障害者協会・長嶋伊津子氏)などの意見が出されました。