「バッテリー」などで知られる作家・あさのあつこさんが30日、「読むこと、書くこと、生きること」をテーマに京都女子大学で開かれた「活字文化公開講座IN 京都女子大」(主催活字文化推進会議 京都女子大学)で講演し、同大学の吉永幸司教授と対談をおこないました。
 あさのさんは、書くことはプロになる、ならないに関係なく人にとって意味があるとし、「自分を表現する方法。今の時代に自分がどう生きて行こうか問い続ける作業」「書くことを通じて、時流に流されずに自分で考えることができる」と、書くことについて語りました。
 また対談で、近年、言葉の豊かさが失われてきているのではないかとの問いかけに、あさのさんは大人が子どもに向ける言葉が単純化しているのではないかと答え、「言葉の画一化は思考停止に向かう。国やマスコミに流されるのではなく、自分の思う力、考える力を身に着けることが大切」と語りました。
 参加者から「作品の中で大切にしていることは」との質問に、「絶望で終わらないものに、自分がつかんだ希望で終わる作品にしたい」と思いを語りました。