京丹後市の女性が、中山泰市長からのセクハラで精神的苦痛を受けたとして同市長を相手取り慰謝料を求めている訴訟の口頭弁論が29日、京都地裁舞鶴支部で行われました。本人尋問で中山市長はセクハラ行為は否定しましたが、「女性の髪を3、4回なでた」行為は認めました。
 女性は「スカートに手を入れられた」「足で太ももの内側をつつかれた」行為を証言し、「上司に言われ、市長接待の気持ちで酒席を荒立てないようにセクハラ行為に我慢していた」と述べました。
 市長が名誉毀損で反訴していることについて、「よくもあれだけのことをしておきながら、人をうそつき呼ばわりできる」と訴えました。
 証人尋問は28、29両日行われ、原告の女性側証人として、女性の母親や勤務関係者ら、被告の市長側は飲食店関係者らが出廷しました。