29日行われた府議会一般質問で、日本共産党の前窪義由紀議員が乙訓の水道問題について、「府営水道協定を見直し、高過ぎる水道料金の軽減を図るべき」とただしたのにたいして、山田知事は一切答弁しませんでした。 前窪議員は、00年10月の府営水道導入以降、乙訓2市1市町の水道会計が赤字に転落し、住民が高い水道料金に苦しんでいるとのべ、「基本水量にかんする協定を見直し、高すぎる水道料金の軽減をはかるべきという住民の声にこたえるべき」と知事にただしました。
 しかし、山田知事は答弁せず、代わりに答弁に立った奥村企業局長事務代理も協定見直しには言及しませんでした。前窪議員は、「基本水量の変更は府営水道条例に規定されている。なぜ知事は各市町と協議を行わないのか」と再質問しましたが、知事は答えませんでした。