日本共産党の高野美好南丹市議と小林つよき府議候補は26日、南丹市美山町の美山診療所を訪れ、同診療所を運営する美山健康会理事長の塩貝陽而医師と医師不足問題などについて懇談しました。 美山診療所は、同市美山町内で唯一の有床(19床)の医療機関ですが、今年5月には医師の退職に伴い、分院の宮島診療所を休止しています。
 塩貝氏は、同診療所が民間ベースでは採算が合わない立地条件の中で、住民サービスの視点から旧町の全面的な支援で運営されてきた経過を紹介し、「医師の当直勤務が3日に1回になるなど、病棟を維持する医師、看護師が絶対的に不足している」とのべました。
 過疎地域の医療を守ることについては、「自然の成り行きにまかせては地域医療は成り立たない。国レベルで地方・へき地での勤務を評価する仕組みが必要ではないか」と話しました。高野、小林両氏は「診療所の現状や意見を踏まえ、現在取りまとめている党の地域医療政策にいかしたい」とこたえました。