京都市議会「市職員の不祥事に関する調査特別委員会」で保健福祉局への質疑が26日に行われ、日本共産党市議団(山中渡団長、20人)が、市職員による駐車場の不法占有や暴力事件などの問題を追及。市の隠ぺい体質がいっそう明らかになりました。
 同市議団からは倉林明子、井坂博文、妹尾直樹、西野佐知子の各議員が質問。
 倉林議員は、「解同」幹部だった元東山区役所のケースワーカーが、区役所庁舎駐車場を不法に占有していた問題を追及。市は8月に「確認できない」と報告していましたが、19日に占有の事実を認めました。倉林議員は、市が25日に「不十分な調査報告を行った」として関係職員を処分したことに対し、「事実を隠していた」「『不十分』でなく、虚偽の報告」と厳しく批判しました。
 井坂議員は、下京区役所職員(同和選考採用者)による保育所職員への暴力行為を市が隠ぺいしていた問題を追及。当時の保育課長らが事実を把握していたにもかかわらず告発しなかったことなどを批判し、「個人でできなければ組織として対応し職員を守るのは当然。なぜできなかったのか」と市の隠ぺい体質を批判しました。