友禅や西陣、室町の和装関連に従事する労働者でつくる合同繊維労働組合などで構成する「和装振興を考える労組連絡会」は26日、呉服販売チェーンの「たけうちグループ」(京都市下京区)の自己破産に伴う和装業界の雇用、労働問題に関わる電話相談を開始しました。
 解雇された同グループ従業員は京都府内に約1400人。さらに取引き業者などの営業不振による人員削減で解雇を迫られる労働者が増えることが予想されるために、設置されました。
 相談には、弁護士と専門スタッフがあたっています。 
 同日の午前中には、同グループの会社を解雇された労働者から、「9年間源泉徴収で雇用保険を払っていたのに、会社が納付を怠っていた。給付は受けられるか」などの相談が寄せられました。
 相談は、10月31日までの予定。受付時間は、午前10時から午後5時。相談受付はTEL075・801・4090、FAX075・801・4050。