20060923-02.jpg 府職労は23日昼、府立医科大と府立大学の法人化撤回を求めて街頭宣伝。現役府立大生や教授、附属病院看護師らがマイクを握り、「教育・研究に支障」「統合で学部をつぶさないで」などと訴えました。
 山田知事は7月4日の府議会で、08年度をめどに府立医科大学と府立大学を経営統合し、1法人2大学とする方針を突如表明しました。
 宣伝では、中島正雄府立大福祉社会学部教授(府職労府大支部支部長)が「既に法人化された国公立大では、教材・印刷費の削減や教室・実験室機器が維持できないなど教育・研究に直接の支障が生じている。大学の質の低下は府民にとってもマイナス」と問題点を指摘し、学部統合が打ち出されている同大農学部で学ぶ藤井良太さん=1回生=は「学生には何の説明もなく強引に進められている。伝統ある農学部をつぶさないでほしい」と呼びかけ。
また、附属病院に勤務する女性看護師は、「効率を優先させれば不採算の診療科目は縮小され、府民の命や健康を守れない」と訴えました。日本共産党の新井進府議団幹事長も参加し、山田知事の経営効率優先の府政運営を批判しました。