広島の原爆投下で被爆した京都市中京区の男性Iさん(98)が21日、京都府に被爆者手帳交付を申請しました。 
 Iさんは、広島に原爆が投下された後、8月8日の朝9時から午後3時半まで、市内堺町の友人の安否確認のため友人2人と入市ました。
 Iさんは、現在、血管が細いことによる低体温などの症状があります。この間の原爆症認定訴訟などの報道に触れて、自らも健康への不安と被爆した証として申請を決意しました。
 Iさんと一緒に入市した友人2人はすでに死亡し、ほかに証言する人が見つからないため、記憶による被爆体験をまとめた書類を添えて申請しました。
 府健康対策室は、申請を受理しました。