1998年に始まった「中国人強制連行・強制労働京都大江山訴訟」(大江山裁判)の判決が27日(水)、大阪高裁で言い渡されます。
 この訴訟は、中国の農村から強制連行され、京都府の日本冶金大江山ニッケル鉱山(現与謝野町)で、強制労働に従事させられた中国人労工たちが、日本国および日本冶金工業株式会社に対して、謝罪と損害賠償を求めたものです。
 京都地裁では「国家無責任」を否定し、事実を認める判決が出され、控訴審中に企業が和解に応じましたが、「加害者」の日本政府は事実を認めず、謝罪や和解に応じていません。
 この裁判を支援してきた「中国人戦争被害者の要求を支える会」京都支部は、判決当日の夜に京都で「判決報告集会」を開き、市民の参加を呼びかけています。
 「判決報告集会」は、27日(水)午後6時30分から「こどもみらい館」(京都市中京区間之町通竹屋町下る)で開かれます。
 判決は、同日午後1時から大阪高裁72号法廷で言い渡されます。