12日開会した「第7回京都国際マンガ展」(24日まで、京都市美術館別館)の贈賞式・オープニングが同日、京都市左京区の京都宝ケ池プリンスホテルで開かれました。
 京都国際マンガ家会議議長のヨシトミ・ヤスオ京都精華大学教授の開会宣言のあと、選考委員長のマーティン・ハネセット氏が選考経過を報告。「『不戦の希(ねが)い』はマンガ家が何度も向き合ってきたテーマ。独創的な作品がたくさんあり、とても満足している」と語りました。
 贈賞式では、金賞のパウェル・クチンスキー氏(ポーランド)、銅賞の玉田京子・京都精華大学助教授とさいとう・あやこ同大学講師に賞状と花束が贈られました。クチンスキー氏が受賞の喜びを語りました。
 来賓としてマンガ評論家の石子順・和光大学教授が「『不戦の希い』のテーマで外国からも作品を集め、どの作品もジーンとくる。このようなマンガ展は日本では京都しかない。全国に広めたい」とあいさつしました。
 受賞を祝うミニコンサートが行われ、カントリーバンド「石橋イサオと仲間たち」や男声4部の「フォーバイフォー」、前回金賞受賞者・チョン・インキョンさんと今回銅賞受賞者のさいとう・あやこさんの韓国童謡「故郷の春」の合唱などが披露されました。