八幡市9月議会で8日、日本共産党の亀田優子議員の一般質問にたいし、市教育委員会は、来年度の市内小学校校舎の大規模改修の中で、保健室や音楽室、図工室などの特別教室について、エアコンを設置する考えを示しました。同市内で児童・生徒がつかう教室などにエアコンが設置されるのは、これがはじめてです。
 来年度に校舎の大規模改修をおこなうのは八幡小学校と八幡第三小学校の2校。市教委は、2008年度から小学校の再編を強引に進めようとしていますが、両校はその存続校であり、再編前年度の07年度に校舎の耐震補強などの整備をおこなう計画です。
 八幡市議会では毎年、市民から出される教育請願で、30人学級や耐震補強とともに、エアコンの設置を求める要望が出されてきましたが、市教委は、エアコンの設置をかたくなに拒否しつづけ、日本共産党以外の会派も、エアコンの設置をめぐる請願などに反対してきました。
 亀田議員は、学校再編に関し、住民の合意を得ることが前提であり、具体的な教育条件の整備として、①校舎の耐震補強などの整備、②30人学級、③通学路の安全、④学童保育の整備、などを求めて質問し、校舎の整備に関して、エアコンの設置を求めました。今回の答弁は、保健室や特別教室に限定しているとはいえ、暑い夏に「子どもたちに快適な環境で勉強させたい」との保護者・関係者の願いに一歩こたえるものです。(亀田優子)