「ごみと環境を考える左京連絡会」は3日、京都教育文化センターで「家庭ごみ有料化で本当にゴミは減るの? ゴミと環境を考える学習活動交流会」を開き、20名が参加しました。
 地球温暖化防止京都ネットワークの榊原義道さんのの講演のあと、質疑応答を行いました。榊原さんは「行政側の資料でも、半数近くの市町村で有料化をしても一時的な効果しかないと回答しており、13%の市町村ではゴミが増えたと回答している」と指摘。有料化すればゴミが減るとの京都市の主張には根拠がないことを明らかにしました。 
 参加者からは「買い物に行けばゴミになるものがくっついてくるのだからゴミは減らしようがない」「東京は5円で有毒ガスも出ないゴミ袋なのに、京都市のゴミ袋は高い上に、どんな成分でつくられているか環境局の職員すら答えられない」などたくさんの意見が出されました。
 日本共産党の樋口英明京都市議は「左京区内で開催された京都市の説明会の84%は参加者1人というもの。しかも住民にまかせきりで独自の努力をしていない」と指摘しました。
 同連絡会では、請願書を作成し、7日午後2時から各会派に紹介議員の申し入れを行い、8日の9月議会開会日には朝9時半から本会議場入口で家庭ごみ有料化の10月実施中止を求める横断幕を掲げる予定です。(とがし豊)