京都総評(岩橋祐治議長)は2日、京都市中京区のラボール京都で第65回定期大会を開き、憲法と教育基本法改悪阻止、「働くルール」の確立で「格差と貧困」をなくすたたかいなどを柱にする運動方針を決定。「京都市職員の犯罪、不祥事の真相究明と市長責任を明らかにすることを求める」とした特別決議と大会宣言を採択しました。
 岩橋議長は、小泉内閣の「構造改革」は国民負担を押しつけ、格差を広げ、貧困化を急速に進めたと指摘。「情勢を大きく切り開くために、たたかうまともな労働運動の大奮闘が必要。当面、教育基本法改悪、国民投票法制定反対のたたかいを日本の平和、教育と子どもの未来のかかったたたかいとして全力で取り組もう」と訴えました。
 来賓としてあいさつした日本共産党の西山とき子府副委員長(前参院議員)は、「小泉政治の暴走に正面から立ち向かい来年のいっせい地方選挙、参院選勝利めざして全力をあげています。小泉首相以上に財界、アメリカいいなりの自民党新政権の下では、さらに労働者との矛盾を激化せざるを得ない。民主勢力が団結し、大きく声をあげ、悪法にストップかけましょう」と呼びかけました。 
 大会では、▽積極的な賃上げをめざすたたかいの成功▽労働法制改悪に反対し、格差是正、最低規制の有効化▽平和と民主主義を守るたたかいでの国民との共同▽非正規雇用労働者も含めた運動と組織づくりの強化――などを確認しました。
 大会で選出された役員は次の通り。
 ▽議長=岩橋祐治▽副議長=斉藤真一、佐々木眞成、辻昌秀、馬場隆雄、藤本雅英、屋田恒之助、山際和代、山村隆▽事務局長=河合秀明(すべて再)