「『軍事力は持たないこと』、『核兵器の即時廃絶と被爆者へ支援』の崇高な目的を実現することをはっきり表明したい」と伏見の井川定雄、岩佐英夫、三宅成恒、藤沢薫さんらが呼びかけた「平和のための伏見戦争展」が2、3日の両日、藤森神社集会所などで開かれ子どもたちを含めて多くの参加者がありました。
 展示では、「軍都伏見の町の変遷」のパネル、「原爆被害の写真」や「もし原爆の爆心地が伏見だったら」と床に伏見の地図が描かれています。
 また、午前中は子どもちを対象にした「戦争体験を聞く!スイトン食べて」と題して、14歳の時に原爆に遭遇した伏見在住の被爆者の悲惨で悲しいお話、神戸で戦争体験をした方からの興味あるお話に聴き入っていました。早朝から準備されたスイトンを子どもたちは舌鼓を打ちながら食べていました。
 2日目は、引き続き展示と午後は、時の権力が仕掛けた戦争への道を改めて考える映画で伏見が生んだ西口克己原作の『武器なき闘い」が展示会場で上映されます。(仲野良典)