京都市南区の吉祥院小学校の卒業生らが主催したドキュメンタリーアニメ「対馬丸ーさようなら沖縄」の上映会が25日、上京区の府立文化芸術会館で行われ、約300人が鑑賞しました。
 上映に先立ち、主催者を代表してあいさつした石原誠太郎さん(26)は、同作品を小学6年生のときに学校で鑑賞し、衝撃を受けたことを紹介し、「映画には伝えていかなければならない戦争の痛みがつまっています。今回をきっかけにまた学校での上映ができるようになれば」と話しました。 
 母親と参加した髙木すずなさん=小学5年生=は、「戦争に巻き込まれ、同じぐらいの年の子が死ぬシーンを見るのはとてもつらかった」と話し、多くの子どもが犠牲になったにもかかわらず、お国のために役立つ子どもをつくる教育は間違っていないという映画の中の教師の言葉には「納得がいかない」と話していました。