7月中旬に降り続いた長雨で、府内の道路損壊や農産物などの被害額が32億円に上ることが3日、府の調査で分かりました。9月補正予算案に災害復旧費などが盛り込まれる方針です。
 府防災室によると、道路や河川堤防の損壊による被害額は18億2100万円。復旧に当たっては、路肩が崩れた伊根町の国道178号、のり面が崩れた舞鶴市の府道小倉西舞鶴線の補修費が各2億円かかる見通しです。
 農地・農道の崩壊や農作物の冠水など農林水産関係の被害額は13億7990万円。京丹後、福知山、宮津などで農地のあぜ道など161カ所が崩れるなど農業基盤施設の被害で4億9400万円、水稲や大豆の冠水など農作物で5100万円の損害が発生しました