「戦争の実相を伝えて平和の尊さを訴えよう」をテーマに「2006平和のための京都の戦争展」(同実行委員会主催)が1日、京都市北区の立命館大学国際平和ミュージアムで始まりました。
 オープニングでは、吉野六郎事務局長のあいさつに続いて桂良太郎・同ミュージアム副館長が「次の世代に引き継ぎべき最大のメッセージは、戦争の体験であり、市民の手で作られている戦争展の意義は大きい」と訴えました。
 会場には、戦場や空襲、勤労動員、従軍看護婦の体験など20人以上の証言や京都初公開の抑留生活を表す絵画やスケッチ約80点が展示されています。
 子どもと参加した主婦(京都市北区)は、「戦争の悲惨さに触れる機会が少なくなっているので子どもに見て欲しかった」と話しました。
 日本共産党の穀田恵二衆院議員も参加し、シベリア抑留体験者らに話を聞きました。
※同戦争展は、午前9時半から午後4時半。8月6日まで行われています。