ごみと環境を考える左京連絡会は22日、京都教育文化センターで、家庭ごみ有料化に関する市政出前トークを開催。30人の市民が参加しました。
 京都市からは、高木博司・環境局循環型社会推進部長と山本一宏・まち美化推進課長が説明のために出席。京都市の説明を受けたあと、質疑応答が行われました。「ごみ減量ではなく、不法投棄という形で拡散していくのではないか」「缶・ビン・ペットボトルを一緒に収集していることに誰もが疑問に思い、安心して資源ごみを出せない状況にある」「有料化でゴミが減った事例を示してほしい」など質問が相次ぎました。
 京都市は「リサイクルよりも発生抑制を重視している」として、分別収集の徹底でごみ減量に成功している名古屋市や横浜市を批判。しかし、有料化によってごみ減量できる具体的な根拠や事例を示すことはできませんでした。
 同連絡会は「今回の説明ではとても納得できない。有料化を中止すべき」として、引き続き出前トークや学習会、議員への働きかけなどをすすめ、ゴミ有料化の中止と本格的なごみ減量の取り組みを進めていくことにしています。(とがし豊)