京都市の職員(南区役所福祉部保険年金課)が24日、生活保護費の詐取容疑で京都府警に逮捕されました。市職員の逮捕を受け、日本共産党市議団(山中渡団長、20人)は同日、「京都市職員の相次ぐ犯罪、不祥事は許されない」とした団長談話を発表しました。
 市総務局の発表によると、逮捕された男性職員(34)は、北区役所福祉部支援保護課に生活保護ケースワーカーとして勤務していた1月下旬、担当世帯の転居にともなう敷金等の必要額(約21万円)を知りながら、必要額より多い金額(41万円)を不正に請求し、詐取しました。市は同日、逮捕された職員を懲戒免職処分にしています。
 団長談話は、今回の逮捕について「生活保護行政に対する市民の信頼を裏切ったことは言語道断。度重なる市職員による犯罪や不祥事は、市行政全般に対する信頼を大きく失墜させるもの」と指摘。また、市議団として「市職員によって犯罪や不祥事が繰り返される原因に、過去の採用制度と採用後の服務規律の徹底が不十分であることを指摘してきた」とした上で、今後も「市職員の犯罪や不祥事の根絶に全力をあげる」と決意をのべています。