乙訓革新懇は23日、長岡京市内で講演会「米軍再編と日米安保条約―北朝鮮ミサイル問題をふまえて」を開き70人が参加しました。
 講師は日本共産党の松竹伸幸政治・外交部長。松竹氏は米軍再編というのは自衛隊と日本の再編であり、指揮も訓練も装備もアメリカの先制攻撃作戦と結びついている非常に危険な軍拡の道だと指摘。米軍がヨーロッパと韓国から、それぞれ3分の2、3分の1を撤退させるのに、日本だけ再編強化されるのは、安保条約があり、日本が何でもアメリカ言いなりの姿勢だからだと批判しました。
 北朝鮮のミサイル発射への対応について、6者協議という国際会議の場での外交的解決を主張した上で、憲法9条を持ち核開発に手を染めていない日本こそ6者のなかでもっとも大きな役割を果たせる立場にあること、また外交による平和的解決をもとめる国民世論を大きくすることが大切だと強調しました。
 参加者からは「日本共産党が北朝鮮に直接ものが言えないのか」、「日本はアメリカの核の傘で守られているのか」、「共産党市長のもとでは国民保護法にどんな態度をとっているのか」、「無防備都市宣言への態度」など質問が出され、松竹氏が一つ一つ答えました。(梅林照夫)