大日本印刷株式会社の労働者だった中居和好さん(当時54歳)が職場で倒れ心筋梗塞で亡くなったのは過労死と認めた大阪高裁判決が確定したのを受けて14日、ホテル・セントノーム京都で「裁判勝利を祝う会」(中居裁判の過労死裁判を支援する会主催)が開かれ約100人が参加。判決の意義や困難を乗り越えたたかい続けることの大切さを確かめ合いました。
 小釜一宏・西右京地区労事務局長に続いてあいさつに立った中居百合子さんは「16年間訴え続けてやっと認められ本当に嬉しい。仏壇に『お父さんの言いたかったことを私が訴えてきたんよ。これで安心して眠って下さい』と報告しました。みなさんの支援で勝つことができました。ありがとうございました」と話しました。
 弁護団からは、今回の判決は、労災認定基準の運用上、時間外労働時間だけでなく、被災者の個別的な要素の充分な検討が必要であるという重要な判断を示していることなどが報告されました。