宇治市出身のプロレタリア作家、労働運動家で日本共産党の国会議員にもなった中西伊之助(1887―1958)を研究する中西伊之助研究会(代表=勝村誠・立命館大学助教授)がこのほど、中西伊之助の晩年の小説「公約」を復刻しました。
 「公約」は、戦後初の総選挙をテーマにしたもので、「赤い絨毯」「春扉を叩く」などと並ぶ晩年の長編作品。同研究会幹事の水谷修氏(日本共産党宇治市議)が「単行本にしたい」との思いから、手作り冊子として復刻させました。冊子はB5判、108㌻。1冊1200円(実費)で頒布しています。問い合わせは、水谷TEL0774・22・5831、FAX0774・22・5806まで。