軍隊を捨てた国・コスタリカの法律学者カルロス・バルガス氏が日本国憲法第9条を守るために協力したいと自費で来日し、12日京都市上京区のパラスサイドホテルで宗教者、学者、弁護士らと懇談しました。
 カルロス氏は、宮城泰年本山修験宗宗務総長の質問に答えながら、コスタリカが国民的な討論を重ね、「恒久的制度としての軍隊は禁止する」(第12条)との憲法を施行(1949年)した歴史について講演しました。
 「軍隊を持たない国が最強の軍隊を持つ国よりも強いことを伝えたかった」「日本には勇気、エネルギー、歴史がある。憲法を変えずにやっていけると自覚して欲しい」などと訴えました。
 講演に先立ち、大江真道日本聖公会司祭が開会のあいさつをしました。