不法投棄があとを絶たない京都市東山・山科の旧東山ドライブウェイ沿いで25日、「東山の自然と景観を考える会」(岩森勇会長)の呼びかけで清掃活動が行われ、時折小雨の降るなか18人が汗を流しました。
 華頂山頂にある将軍塚の展望台に続く同ドライブウェイ沿いは、空き缶などのポイ捨てが増え、97年の京都市の大型ごみ収集処理有料化や01年の家電リサイクル法施行以降は、家具や家電などの投棄も目立つようになっています。
 このような状況を何とかしたいと同会は、京都市と04年9月「まち美化推進住民協定」を結び、京都市に不法投棄の防止を呼びかける看板設置や防止フェンスの設置を要望し実現させるとともに、清掃活動を開始し、今までに約40トンのゴミを回収しています。
 岩森会長は「ゴミ袋の有料化が始まるとさらに不法投棄が増える可能性もあります。みなさんのご協力で東山の環境と景観を守って行きたい」と話しています。