農林業と食料・健康を守る京都連絡会(京都食健連)とBSE市民ネットワークは23日、中京区の河原町三条で、政府が21日に米政府と合意した米国産牛肉の輸入再開に抗議して街頭宣伝をおこないました。
 13人が牛の着ぐるみ姿で、マイクを握り、米検査官からの訴えでも特定危険部位の除去や査察が不完全であることや日本人の93%がBSE(牛海面状脳症)感染にかかりやすい遺伝子を持っていることなどを紹介し、「国民の命より米国政府の要求を優先する日本政府の姿勢に抗議します」と訴えました。
 用意した500枚のビラは1時間足らずでなくなり、「アメリカ牛肉を食べますか」のシール投票に人気が集まりました。
 輸入再開は反対だという高橋央さん(18)=上京区=は、「米国のずさんな検査に不安だし、怒りも感じる。小泉総理はしっかり米政府に言うべきことを言ってほしい」と話していました。