18日、乙訓革新懇主催の「長岡京市まちづくり懇談会」が長岡市内で開かれ、約30人が参加しました。
 立命館大学の見上崇洋教授(行政法学)が、「まちづくり」のそもそもから報告し、「まちづくりは地域で『相場』を決めるプロセス。ねばり強い意見交換しかない」と述べました。NPO地下水利用技術センターの殿界和夫氏が、「地下水を生かしたまちづくり戦略」の必要について報告。殿界氏は、「水道も民営化の流れ。市民の手で守るための提案も必要」と述べました。
 参加者からは、「商店会が大きく減っている。後継ぎがつくれない。大きな建物をつくるより、7万人の人口に見あった計画をつくるべき」「公衆トイレがない。毎日2人ほどトイレを借りていく」(駅前飲食店主)、「歩行者がすみに追いやられている道路を何とかしたい」「農地でエッというようなところが宅地になる。個人の財産権ですませていいのか」など活発に意見が出ました。参加者は、さらに意見交換を深めていこうと確認しました。(小原明大)