京都教育センター主催の公開研究会「どうなるの?義務教育・学習指導要領」が11日、京都教育文化センターで開かれ、教育関係者ら50人が参加。教育現場にかけられている攻撃や教育基本法改悪について学習を深めました。
 植田健男・名古屋大学教授は「中教審答申を読む、私たちの課題」と題して講演。今日行われている「教育改革」は3割のエリート・高度専門技術者を養成するためにお金をかけながら、他の子どもにはお金をかけない格差教育が進行していると警告を発し、この動きが教育基本法改悪攻撃と一体のものであることを解明しました。
 同センター教科研究会の浅尾紘也さんが「国語教育と学力問題」について実践報告を行いました。
 参加者からは、学力問題や小学校に導入されようとしている英語教育の問題点などについての意見が出されました。次回の公開研究会は「地域で育つ子どもの発達を考える」をテーマに7月8日(土)午後1時から京都教育文化センターで開かれます。(鏡山次郎)