日本共産党京都府委員会は4日、綾部市で「農業問題学習会」を開き、農業関係者や党議員など30人が参加しました。この学習会は、今国会で審議中の農家と農業を切り捨てる農政改革関連法案の問題点を深め、これからのたたかいに生かしていこうと企画されたもの。
 「品目横断的経営安定対策の内容と課題」の講義では、「対策」の内容や来年度から新しくスタートする「農地、水、環境を守る対策」などについての詳しい説明があり、参加者からは、「これまでも説明を聞く機会があったが、今日が一番スッキリわかった」などの感想が寄せられました。また、「集落営農の面積緩和は?」「この対策は米だけの生産でも適用されるのか?」などの質問が出されました。しかし、政府が示した「対策」の内容は、対象となる生産者が1割以下であり、圧倒的多数の生産者を国の政策から切り捨てるものになっています。
 党府委員会は、講義の内容や「『品目横断的経営安定対策』にたいする日本共産党国会議員団の見解(5月15日付)」を生かし、「『制度』の中止または延期を求める意見書・決議」の採択をめざす請願運動など、積極的な取り組みを呼びかけました。(坂本成功)