「呆け老人をかかえる家族の会」(高見国生代表理事)は3日、上京区の社会福祉会館で、第27回総会を開き、名称を「認知症の人と家族の会」に変更することを確認しました。
 06年度の活動として、若年認知症の家族を支える取り組みや介護保険の改善を国に要望し、福祉・医療・暮らし全般に目をむけていくなどを柱とする方針案を採択しました。同「家族の会」の10年後を見据えたビジョン作りや若年期認知症患者を親に持つ子どもの交流の場として「子どものネットつどい」の開設などが提起されました。
 高見代表は「認知症に対する理解が広がりつつある。家族だけでなく、認知症の本人も主人公になるような活動を目指したい」とあいさつしました。同「家族の会」は全国に41支部、約8000人の組織。